ミネラルの働き

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*ミネラルの働きが生命力の要!*

 栄養学では、必須ミネラルという呼名をつくり、いくつかの限定されたミネラルのみの必要性を強調していますが、微量物質の分析技術が進歩するなか、その他の微量ミネラルや超微量ミネラルの必要性が徐々に明らかにされつつあります。 人体に必要なミネラルの種類とその量については、まだ明確な回答が得られていません。ミネラルの働き

 人間の身体の構成成分は、有機物が量的には圧倒的に多いため、有機物に目がいきがちですが、生命誕生の過程から、身体の中に地球の成分、つまりミネラル(無機物)が必要なのです。 しかし、ミネラルといってもその種類は豊富です。

 元素普存説というものを1932年に提唱した方がいました。 地球上の岩石や鉱物1片中には周期表中のすべての元素が含まれているとする仮説です。 岩石中に、ある元素が含まれていないというのは、それは分析ができないだけで、将来分析技術が進歩すれば、すべての元素が岩石1個体中に検出されるはずとの考えです。

ミネラルの働き 生命力の要命の誕生とミネラル
 岩石中にすべての元素が含まれているとすれば、その岩石の風化・溶解成分が堆積した堆積物、またそれらが溶解している海水や湖沼水などの天然水にもすべての元素が含まれているはず。 陸上植物は光合成をおこなって、二酸化炭素と水から有機物を生産し、その生命活動に必要な水と養分は根を通じて土壌から吸収しています。

 また、動物は植物を摂取し、水を飲んで生活しています。 植物の成長や植物に依存した動物の食物連鎖を考えると、植物および動物にもすべての元素は含まれているはず。

 植物の代表として桜の花びらと茶葉、動物の代表として牛の肝臓と、人の頭髪の元素濃度分析を実際に行われ、どの試料においても全元素の70%近くの分析に成功しています。 そして、残り30%に関しても将来分析技術が進歩すれば、その存在が明らかになるだろうといわれています。

 ミネラル(無機物)の生体での必要性について、わかっていることはたくさんあります。 人間を含めた生物の二大特徴は自己複製と物質交代です。 この2つの特徴を備えていれば生物とみなされます。 特に物質交代に重要な役割を果たしています。

ミネラルの働き

ミネラルの働き 生命力の要ミネラル不足は酵素不足
 物質交代に中心的な役割を果たすのが、酵素です。 生命維持に欠くことのできない、酸化、還元、加水分解などの反応は酵素によって行われ、この酵素の活性が低下すると、同じ化学反応を起こすのに109~1020倍も反応時間がかかるといいます。

 つまり、酵素活性があれば1分で完了してしまう反応が、その酵素が不活化してしまうと最低でも10億分(約1900年)かかる、つまりその反応は起こらないと同じになってしまうのです。 そして、その活性に金属(ミネラル)を必要とする酵素(金属酵素と呼ばれます)が半数以上です。

 ミネラルの存在が生命にとって重要かがおわかりですか。  生命維持に不可欠な、ヘモグロビンなどの酸素運搬、神経伝達、筋肉の収縮、チトクロームなどの電子伝達システムなどにもミネラルは重要な役割を果たしています。 これも、無機物あっての有機物という、生命誕生から見ると、生命維持の重要なポイントでミネラル(無機物)が利用されているのも当たり前といえるかも知れません。 ミネラルは生命力の要なのです。

ミネラルの働き 生命力の要人間に必要なミネラル補給源
 生物の営みに欠かせないミネラルを、人間はどこから取っているのでしょう? ミネラルは地球、つまり石や土にあります。 しかし、残念ながら人間には、石や土を食べる能力も与えられていません。

 それらの能力を持っているのは植物です。 植物は土に根を張り、根毛からの酸と土中の微生物の力を借りながら、土を分解し、必要なミネラル分を根から吸収して成長します。 そして、それを食べることにより、植物に含まれるミネラル分を吸収し、自分たちのものとしています。

 また、石や土の隙間を流れ出てくる水の中にも種々のミネラルが溶け出し、それを飲料水にすれば、ミネラルが補給できます。  日本人は、塩から補給しているミネラルも無視できません。 日本食は塩を多く利用することを特徴としていて、塩をそのまま利用したり、味噌や醤油といった形で利用しています。

ミネラルの働き 生命力の要野菜などの現状
 日本は農地が狭い上に、あまり肥沃な土壌ではありません。 近代化が進むにつれ、単位面積あたりの収穫量を追及することにより質は二の次とされてきました。  農地に多くの化学肥料を使い、農薬の使用も収穫量の追及にはやむを得ませんでした。ミネラルの働き 

 そこで育つ植物に含まれるミネラルは急速に減少しているのです。 化学肥料は土壌に含まれるミネラル成分を追い出し、土壌中の虫類がいなくなってしまうことと同時に、土壌中の微生物相を変えてしまいました。 この微生物相は、植物が根から土壌中のミネラル分を吸収する際に欠かせない存在です。

  農薬の使用により、土壌はますます悪化していき、有害成分が農作物に吸収されることになるのです。 同じく収穫量の追及のため、促成栽培や二毛作も行われました。 植物が根から十分なミネラルを吸収するには、十分な時間が必要です。 人間の都合で促成栽培を行い、収穫を早くしてしまうと、ミネラル分が不十分な植物が収穫されてしまいます。

  植物を育てると土壌は一時的にやせてしまいます。 それを回復させるためは土壌を十分に休ませる必要があります。 人間の都合で、二毛作を行うと、やせた土壌を酷使することになり、当然そこで育つ植物のミネラル分は不足することになります。

 加工食品の保存性をよくするため、ポリリン酸やフィチン酸などの食品添加物が加えられますが、これらはミネラルと強く結合する性質があるため、口に入ると食材に含まれるミネラルとともに、体内のミネラルとも結合し、添加物とともに体外に排泄されてしまう可能性もあるようです。

 また、調理の際のミネラル消失も無視はできません。 食材に含まれるミネラル分が、水や熱を使った調理により、流失してしまうのです。

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