ストレスから腸を守るには

ストレスから腸を守る!

ストレスから腸を守るストレス社会が腸を攻撃しています。
 ストレスから腸を守るにはどうしたらよいでしょうか。 ストレス要因によって生ずる疾患がストレス関連疾患と呼ばれています。 なかでも増え続けているものが、過敏性腸症候群(IBS・イラついた腸の意味)です。

 この腸の疾患が近ごろ急増しつつあるようです。 患者数は1200万人にも及ぶそうです。 なぜ、このような疾患が増えるのでしょうか。ストレスから腸を守る

ストレスから腸を守る過分製腸症候群
 ストレスかあると、男性は下痢になりやすく、女性は便秘になりやすいといわれます。どちらかといえば、男性に多いようです。 ストレスが加わると、腸内環境が悪化して善玉菌が減り、大腸の粘膜も傷つきます。 腸粘膜が痙攣を起こすと水分に吸収がうまくいかず、腹痛や下痢を起こしやすくなります。

 その下痢がいつ起きるかという、ストレスがたまって、また下痢を起こす悪循環がおこる病気です。 肉好きやアルコール好きの人のほか、うつ病の症状のある方に多く見られるようです。

現代はストレス社会
 日常生活の中で実に多くのストレスで、心身が脅かされています。 過剰のストレスを感じると、自律神経のバランスが崩れて、交感神経が長期にわたって緊張した状態になってしまいます。 交感神経は緊張状態になると顆粒球を増やし、顆粒球はその役目を終えると活性酸素を放出することが知られています。

 体内には、この活性酸素を消す抗酸化物質(スカベンジャー)が備えられています。 加齢とともにこの抗酸化物質が衰え始め、発生する活性酸素の量に追いつかなくなって、生活習慣病をはじめとするガンなどの病気を引き起こす要因を考えられています。 ストレス の多い現代社会は、私たちの体に活性酸素を発生させる最悪の状態にあるといっても過言ではない状です。

 さまざまな、ストレス要因から、うつ病が増加している昨今ですが、国内のうつ病の人数は1000万人以上ともいわれています。 このうつ病も腸の不調が引き金になって気分が落ち込み、不眠症を伴うこともあります。 そのストレスから腸を守るためにはどうし たら良いのでしょうか。

最大の免疫器官と神経細胞
 腸には、脳と同じような多くの神経細胞が分布しています。 生命の誕生のなかで脳が腸よりも先にできたということですが、脳の神経が腸に似ているという事実も重要です。 腸と脳の関係を理解することが腸を守ることに重要のことと思れます。 腸は第二の脳であると、アメリカの神経生物学者マイカル・D・ガーション博士が語ったっています。

 腸の免疫は70%で、この腸管免疫は体で最大の免疫の免疫器官です。 この腸がストレスによって脅かされて、過分性腸症候群に陥っている人の割合は、10~20%の割合で5人に1人という実状です。

 脳には考える力が備わっているのに対して、腸は感じる力を備えているのです。 その賢い感じやすい腸がストレスを受けるとその機能が失調して、下痢や便秘を引き起こすのです。 つまり、脳と腸の情報交換の調整が崩れた状態が過敏性腸症候群ということができ ます。

ストレスから腸を守るには
 日常のライフスタイルを見直すことが、腸の疾患の改善に重要といえます。 頑張りすぎず、早起きや朝ごはんを大切に、睡眠不足、過食や早食いを避けること、すなわち不規則な生活、不摂生を避けライフスタイルを改善することです。 そして頭をかっらぽにし、気分転換は腸の働きによい方法といえるのです。

腸をいたわる食生活
 ストレスから腸を守るために、腸を傷つけず腸にやさしいい食事は、主食はご飯(玄米など)、副食は野菜、豆類、大豆製品、魚に海藻類などの和食が中心になります。

 野菜は温野菜、魚は煮魚、消化吸収を良くするために小食にし、良く噛んで胃腸の負担を軽くして消化を助けること心がけましょう。 そして腸年齢を若く保つ日ごろから、快便を保つこと。 これは腸のデトックス(解毒)作用があり、体にたまった毒素を便から排泄するはたらきです。

 次に食品添加物を避ける。 保存料などは、腸管粘液を傷つけやすいのでできるだけ避けること。 ビフィズス菌などの善玉菌を増やして、腸内の免疫力を高めること。

 睡眠を十分にとること。 ストレス対策(ストレス解消)を実行することです。 節度ある規則正しい生活を送ることが健康な腸を維持すること最も大切な方法です。

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